吸入指導連携へのご協力のお願い
2019年1月
平素より、院外処方箋の応需につきまして、ご協力いただきありがとうございます。
気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患治療において、吸入療法は重要な位置づけとなっています。各種吸入薬の登場により、多くの症例では良好なコントロールが得られるようになりましたが、デバイスの種類が多く、患者さんの理解や手技の習得が不十分なために、コントロール不良となってしまう症例もあります。吸入薬の副作用を抑え、治療効果を十分に引き出すためには、薬剤師による患者さんへの継続的な吸入指導が重要であるとされています。
このため、病院と地域の保険薬局が連携し吸入指導を行えるよう、2019年1月より吸入指導依頼書・評価票を用いた吸入指導連携を開始しております。
ご協力いただける施設におかれましては、以下のプロセスにてご対応いただければ幸いです。ご検討のほど、宜しくお願い申し上げます。
① 医師による吸入指導連携の説明と同意の取得。吸入指導依頼書の発行。
② 患者さんは、院外処方箋とともに、依頼書を保険薬局に提出します。
③ 保険薬局の薬剤師による吸入指導。説明の内容、患者の疾患や薬に対する認識度、手技に関する理解度など評価票の項目に沿って記入。(用いる評価票は、当院の作成したものでなくても構いません。)
④ 評価票を病院へFAX(03-5689-7335)送信。
⑤ 病院は電子カルテに評価票を保存し、次回診察時に評価内容を反映させる。
ご不明な点等ございましたら、以下までご連絡ください。また、対応困難な場合も、その旨ご連絡いただければ幸いに存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
東京大学医学部附属病院 呼吸器内科
三谷 明久(みたに あきひさ) mitania-int@h.u-tokyo.ac.jp
東京大学医学部附属病院 薬剤部
阿部 敏秀(あべ としひで) abet-pha@h.u-tokyo.ac.jp