~実務実習生の皆さんへ~
当院における実務実習を受けるにあたって
1、実務実習の心構え
実習中は常に、患者さんの薬物療法を最適化するために「薬剤師として何をすべきなのか」を考えるようにして下さい。チーム医療では、様々な医療職がその専門性を活かして共同して患者の治療にあたります。医療という大きな枠組みの中での薬剤師の存在意義・必要性を理解することが重要です。
また、長期実務実習は参加型実習と位置づけられています。これは、長期実務実習が実習生の皆さんの「自発的かつ積極的な」参加があって初めて実務実習が意義あるものとなる、ということを意味します。受動的ではなく、是非とも積極的な態度で取り組んで下さい。
2、実務実習における注意事項
- 実務実習施設は医療現場です
実務実習生であっても、白衣やユニフォームを着ていれば患者さんには医療従事者と映ります。実習中はもとより、院内での移動や休憩時間も、服装や言動、態度に留意し、医療従事者として適切に行動して下さい。
- 患者の個人情報は一切外部へ漏らさないようにして下さい
医療従事者は、守秘義務を負っています。実習開始時にも説明しますが、個人情報の管理には十分に注意して下さい。
例えば、院内の売店で昼食を購入する際になどに、他の実習生と患者情報について議論したりすることも、不特定の誰かに聞かれてしまう可能性があるので慎んで下さい。
- 遅刻・欠席について
やむを得ない理由で遅刻・欠席する場合には、薬剤部の担当者に連絡し許可を受けて下さい。また(無断欠席は論外ですが)、やむを得ない事情であっても遅刻・欠席が多ければ実習評価に影響することは理解して下さい。
- 報告・連絡・相談を徹底して下さい
実習中には皆さんが十分な集中力を持って臨んでいたとしても、予測外のミスやトラブルが発生する可能性は否定できません。ミスやトラブルに気付いたら、すぐに担当の薬剤師に報告(連絡・相談)して下さい。誰しもミスやトラブルを報告するのは気が重いものですが、放置しても状況は絶対に改善することはありません。報告・連絡・相談をする勇気を持って下さい。
3、実習初日に持参するもの
- 白衣:清潔な、シワの無い白衣を持参して下さい。また、研究室で実験に用いる白衣とは明確に区別して下さい。
- 上履き:白いスニーカーやナースシューズなど清潔感があり、つま先が隠れるもの(針を落としてけがをすることを防ぐため)。
- 治療薬マニュアルやそれに準ずる書籍
- 実習ノートなど、大学から指定されているもの
※2日目以降は、各部署の担当者の指示に従って下さい。
4、実習中の身だしなみについて
実習開始後にユニフォームを貸し出します。特に指示が無い限りはユニフォームを着用して実習を行って下さい。なお、名札はこちらで用意いたします(当院の名札はカードキーを兼ねています紛失には十分注意し、万一紛失した場合には速やかに担当者に報告して下さい)。
特に、病棟実習などでは、服薬説明時に患者さんと話をすることもあるので医療人としてふさわしい清潔感のある身だしなみを心がけて下さい。皆さんに個性があることは認識していますが、茶髪、まとまりのないロングヘアー、マニキュアやペディキュア類、派手なアクセサリーやピアス等は控えて下さい。
5、実習時間
基本的な実習時間は8:30~16:00(昼休みを含む)ですが、各部門によって異なる場合もありますので、実習中は部門の担当者の指示に従って下さい。
また、16:00以降にSGDや講義などを適宜組み入れる場合がありますので、担当者の指示に従って下さい。